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生まれ変わる
日本の大学で
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9月の終わりに大学の入学式があります。そのために、ユーは9月のはじめに日本に行くことにしました。家族に見送られて、ユーは日本に着きました。そのまま東京数理大学のりょうに向かいました。これから日本での大学生活が始まります。
その2週間後、ユーは入学式に出席しました。そのまま、理学部のガイダンスに行きました。理学部には物理学科、化学科、数学科、生物学科、天文学科、情報学科があります。1年生の時は学科に分かれずに、教養科目(きょうようかもく)を勉強します。2年生になるときに、何を勉強したいか、勉強する力はあるか、を先生とそうだんして、学科を決めます。ユーは、もちろん天文学科に行くつもりです。まよいはありませんでした。そのために、ユーは、毎日大学で講義(こうぎ)を聞いたり、実験(じっけん)をしたりしました。家に帰る前には図書館に行って、専門の本を読みました。こうして1年、がんばりました。ユーは、自分でも物理、化学、生物などのことがわかってきた、と思いました。
2年生になる前に、ユーは学科を決めるために、先生と面接(めんせつ)をしました。先生は物理学科の本田先生です。本田先生はおっしゃいました。
「ユーくんはたしか、天文学科に行きたいんですよね。」
「はい、そうです。」
「ほかに行きたい学科はありますか。」
「いいえ、ありません。」
「じつは、今年は天文学科に行きたい学生がとても多いんです。天文学科に入れるのは5人なんですが、今20人、行きたいと言っています。」
「そうですか。どうやって決めるんですか。」
「1年生の時のせいせきと、天文学科の先生との面接です。」
「そうですか。せいせきは悪くなかったと思いますが・・・。」
「ええ、悪くないんですが、同じぐらいの学生が10人ぐらいいるんです。ですから、天文学科の先生と面接して決まることになりますね。」
「そうなんですか・・・。」
「では、面接を受けますか。」
「はい、受けます。」
「では、来週の月曜日の10時に天文学科の山本先生の研究室に行ってください。」
「はい、わかりました。あの、先生、面接ではどんなことを聞かれるんでしょうか。」
「くわしいことはわかりませんが、どうして天文学科に行きたいか、ということは聞かれるでしょうね。」
「わかりました。ありがとうございました。」
ユーは、大変なことになったけど、今までがんばってきたんだからだいじょうぶだ、と思いました。
面接の日、ユーは山本先生の研究室の前に来ました。
「失礼(しつれい)します。理学部1年生のユーともうします。」
「はい。すわってください。」
山本先生はあまりこちらを見ないでしずかにおっしゃいました。きびしそうな先生です。ユーはきんちょうしました。
「失礼します。」
「ユーさんは中国からの留学生ですね。」
「はい、そうです。」
「どうして日本で天文学を勉強したいんですか。」
「中国にいる時、日本に旅行に来る機会(きかい)があったのですが、日本人が何でもていねいにしていると感じました。それで、そのようなところなら、きちんと天文学が勉強できると思ったんです。」
「ま、日本じゃなくても、きちんと勉強できると思いますけどね。それで、しょうらいはどうしたいんですか。」
「天文学の研究者になりたいと思っています。」
「日本でですか。」
「はい、日本でなりたいです。」
「中国には帰らないつもりですか。」
「はい、研究者になったら、日本で生活したいと思います。」
「それでは、日本でどんな研究者になりたいですか。
「一番新しいことがわかる研究者になりたいです。」
「そうですか・・・。じゃ、面接は終わりです。」
「ありがとうございました。」
ユーは研究室を出ました。きんちょうして、手が汗(あせ)でびっしょりになっていました。
その2週間後、ユーは入学式に出席しました。そのまま、理学部のガイダンスに行きました。理学部には物理学科、化学科、数学科、生物学科、天文学科、情報学科があります。1年生の時は学科に分かれずに、教養科目(きょうようかもく)を勉強します。2年生になるときに、何を勉強したいか、勉強する力はあるか、を先生とそうだんして、学科を決めます。ユーは、もちろん天文学科に行くつもりです。まよいはありませんでした。そのために、ユーは、毎日大学で講義(こうぎ)を聞いたり、実験(じっけん)をしたりしました。家に帰る前には図書館に行って、専門の本を読みました。こうして1年、がんばりました。ユーは、自分でも物理、化学、生物などのことがわかってきた、と思いました。
2年生になる前に、ユーは学科を決めるために、先生と面接(めんせつ)をしました。先生は物理学科の本田先生です。本田先生はおっしゃいました。
「ユーくんはたしか、天文学科に行きたいんですよね。」
「はい、そうです。」
「ほかに行きたい学科はありますか。」
「いいえ、ありません。」
「じつは、今年は天文学科に行きたい学生がとても多いんです。天文学科に入れるのは5人なんですが、今20人、行きたいと言っています。」
「そうですか。どうやって決めるんですか。」
「1年生の時のせいせきと、天文学科の先生との面接です。」
「そうですか。せいせきは悪くなかったと思いますが・・・。」
「ええ、悪くないんですが、同じぐらいの学生が10人ぐらいいるんです。ですから、天文学科の先生と面接して決まることになりますね。」
「そうなんですか・・・。」
「では、面接を受けますか。」
「はい、受けます。」
「では、来週の月曜日の10時に天文学科の山本先生の研究室に行ってください。」
「はい、わかりました。あの、先生、面接ではどんなことを聞かれるんでしょうか。」
「くわしいことはわかりませんが、どうして天文学科に行きたいか、ということは聞かれるでしょうね。」
「わかりました。ありがとうございました。」
ユーは、大変なことになったけど、今までがんばってきたんだからだいじょうぶだ、と思いました。
面接の日、ユーは山本先生の研究室の前に来ました。
「失礼(しつれい)します。理学部1年生のユーともうします。」
「はい。すわってください。」
山本先生はあまりこちらを見ないでしずかにおっしゃいました。きびしそうな先生です。ユーはきんちょうしました。
「失礼します。」
「ユーさんは中国からの留学生ですね。」
「はい、そうです。」
「どうして日本で天文学を勉強したいんですか。」
「中国にいる時、日本に旅行に来る機会(きかい)があったのですが、日本人が何でもていねいにしていると感じました。それで、そのようなところなら、きちんと天文学が勉強できると思ったんです。」
「ま、日本じゃなくても、きちんと勉強できると思いますけどね。それで、しょうらいはどうしたいんですか。」
「天文学の研究者になりたいと思っています。」
「日本でですか。」
「はい、日本でなりたいです。」
「中国には帰らないつもりですか。」
「はい、研究者になったら、日本で生活したいと思います。」
「それでは、日本でどんな研究者になりたいですか。
「一番新しいことがわかる研究者になりたいです。」
「そうですか・・・。じゃ、面接は終わりです。」
「ありがとうございました。」
ユーは研究室を出ました。きんちょうして、手が汗(あせ)でびっしょりになっていました。
9月の終わりに大学の入学式があります。そのために、ユーは9月のはじめに日本に行くことにしました。家族に見送られて、ユーは日本に着きました。そのまま東京数理大学のりょうに向かいました。これから日本での大学生活が始まります。
その2週間後、ユーは入学式に出席しました。そのまま、理学部のガイダンスに行きました。理学部には物理学科、化学科、数学科、生物学科、天文学科、情報学科があります。1年生の時は学科に分かれずに、教養科目(きょうようかもく)を勉強します。2年生になるときに、何を勉強したいか、勉強する力はあるか、を先生と相談して、学科を決めます。ユーは、もちろん天文学科に行くつもりです。まよいはありませんでした。そのために、ユーは、毎日大学で講義(こうぎ)を聞いたり、実験(じっけん)をしたりしました。家に帰る前には図書館に行って、専門の本を読みました。こうして1年、がんばりました。ユーは、自分でも物理、化学、生物などのことがわかってきた、と思いました。
2年生になる前に、ユーは学科を決めるために、先生と面接(めんせつ)をしました。先生は物理学科の本田先生です。本田先生はおっしゃいました。
「ユーくんはたしか、天文学科に行きたいんですよね。」
「はい、そうです。」
「ほかに行きたい学科はありますか。」
「いいえ、ありません。」
「じつは、今年は天文学科に行きたい学生がとても多いんです。天文学科に入れるのは5人なんですが、今20人、行きたいと言っています。」
「そうですか。どうやって決めるんですか。」
「1年生の時の成績と、天文学科の先生との面接です。」
「そうですか。成績は悪くなかったと思いますが・・・。」
「ええ、悪くないんですが、同じぐらいの学生が10人ぐらいいるんです。ですから、天文学科の先生と面接して決まることになりますね。」
「そうなんですか・・・。」
「では、面接を受けますか。」
「はい、受けます。」
「では、来週の月曜日の10時に天文学科の山本先生の研究室に行ってください。」
「はい、わかりました。あの、先生、面接ではどんなことを聞かれるんでしょうか。」
「くわしいことはわかりませんが、どうして天文学科に行きたいか、ということは聞かれるでしょうね。」
「わかりました。ありがとうございました。」
ユーは、大変なことになったけど、今までがんばってきたんだからだいじょうぶだ、と思いました。
面接の日、ユーは山本先生の研究室の前に来ました。
「失礼(しつれい)します。理学部1年生のユーともうします。」
「はい。すわってください。」
山本先生はあまりこちらを見ないでしずかにおっしゃいました。きびしそうな先生です。ユーはきんちょうしました。
「失礼します。」
「ユーさんは中国からの留学生ですね。」
「はい、そうです。」
「どうして日本で天文学を勉強したいんですか。」
「中国にいる時、日本に旅行に来る機会(きかい)があったのですが、日本人が何でもていねいにしていると感じました。それで、そのようなところなら、きちんと天文学が勉強できると思ったんです。」
「ま、日本じゃなくても、きちんと勉強できると思いますけどね。それで、しょうらいはどうしたいんですか。」
「天文学の研究者になりたいと思っています。」
「日本でですか。」
「はい、日本でなりたいです。」
「中国には帰らないつもりですか。」
「はい、研究者になったら、日本で生活したいと思います。」
「それでは、日本でどんな研究者になりたいですか。
「一番新しいことがわかる研究者になりたいです。」
「そうですか・・・。じゃ、面接は終わりです。」
「ありがとうございました。」
ユーは研究室を出ました。きんちょうして、手が汗(あせ)でびっしょりになっていました。
その2週間後、ユーは入学式に出席しました。そのまま、理学部のガイダンスに行きました。理学部には物理学科、化学科、数学科、生物学科、天文学科、情報学科があります。1年生の時は学科に分かれずに、教養科目(きょうようかもく)を勉強します。2年生になるときに、何を勉強したいか、勉強する力はあるか、を先生と相談して、学科を決めます。ユーは、もちろん天文学科に行くつもりです。まよいはありませんでした。そのために、ユーは、毎日大学で講義(こうぎ)を聞いたり、実験(じっけん)をしたりしました。家に帰る前には図書館に行って、専門の本を読みました。こうして1年、がんばりました。ユーは、自分でも物理、化学、生物などのことがわかってきた、と思いました。
2年生になる前に、ユーは学科を決めるために、先生と面接(めんせつ)をしました。先生は物理学科の本田先生です。本田先生はおっしゃいました。
「ユーくんはたしか、天文学科に行きたいんですよね。」
「はい、そうです。」
「ほかに行きたい学科はありますか。」
「いいえ、ありません。」
「じつは、今年は天文学科に行きたい学生がとても多いんです。天文学科に入れるのは5人なんですが、今20人、行きたいと言っています。」
「そうですか。どうやって決めるんですか。」
「1年生の時の成績と、天文学科の先生との面接です。」
「そうですか。成績は悪くなかったと思いますが・・・。」
「ええ、悪くないんですが、同じぐらいの学生が10人ぐらいいるんです。ですから、天文学科の先生と面接して決まることになりますね。」
「そうなんですか・・・。」
「では、面接を受けますか。」
「はい、受けます。」
「では、来週の月曜日の10時に天文学科の山本先生の研究室に行ってください。」
「はい、わかりました。あの、先生、面接ではどんなことを聞かれるんでしょうか。」
「くわしいことはわかりませんが、どうして天文学科に行きたいか、ということは聞かれるでしょうね。」
「わかりました。ありがとうございました。」
ユーは、大変なことになったけど、今までがんばってきたんだからだいじょうぶだ、と思いました。
面接の日、ユーは山本先生の研究室の前に来ました。
「失礼(しつれい)します。理学部1年生のユーともうします。」
「はい。すわってください。」
山本先生はあまりこちらを見ないでしずかにおっしゃいました。きびしそうな先生です。ユーはきんちょうしました。
「失礼します。」
「ユーさんは中国からの留学生ですね。」
「はい、そうです。」
「どうして日本で天文学を勉強したいんですか。」
「中国にいる時、日本に旅行に来る機会(きかい)があったのですが、日本人が何でもていねいにしていると感じました。それで、そのようなところなら、きちんと天文学が勉強できると思ったんです。」
「ま、日本じゃなくても、きちんと勉強できると思いますけどね。それで、しょうらいはどうしたいんですか。」
「天文学の研究者になりたいと思っています。」
「日本でですか。」
「はい、日本でなりたいです。」
「中国には帰らないつもりですか。」
「はい、研究者になったら、日本で生活したいと思います。」
「それでは、日本でどんな研究者になりたいですか。
「一番新しいことがわかる研究者になりたいです。」
「そうですか・・・。じゃ、面接は終わりです。」
「ありがとうございました。」
ユーは研究室を出ました。きんちょうして、手が汗(あせ)でびっしょりになっていました。