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家族との日本旅行
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Coming soon!
夏休みになりました。これからユーは、お父さん、お母さん、そして弟のハオランの4人で、日本に向かいます。東京(とうきょう)、大阪(おおさか)、京都(きょうと)を回って中国の北京(ペキン)に帰ります。
ユーの家族は成田(なりた)空港に着きました。すぐにバスに乗って、新宿(しんじゅく:東京のにぎやかな町で、お買い物やごはん、きれいな公園などが楽しめる場所)のホテルまで行きました。新宿には高いビルがたくさんありました。北京や上海(しゃんはい)にも高いビルがありますが、それより古いようです。
つぎの日は浅草(あさくさ)や東京スカイツリー(日本で一番高いタワー)を見に行きました。浅草は古い町で、この近くは東京の下町と言われています。古い日本を感じるところです。浅草から少し歩くと、川があります。隅田川(すみだがわ)という川です。川の上の橋は歩いてわたることができます。わたるとき、となりを走る電車や、下にある川をガラスのゆかから見ることができました。川をわたってまっすぐ行くと、東京スカイツリーはもうすぐです。そこまで行く間には、古い家も新しい店もありました。そして、東京スカイツリーの前に来ました。一番上を見ると、首がいたくなりました。すぐにスカイツリーの中に入って、エレベーターで一番上の展望回廊(てんぼうかいろう)に行きました。そこは地上(ちじょう)445メートルです。そこからまどの外を見ながら、まるいろうかを歩きます。その間に東西南北(とうざいなんぼく)からゆっくり東京を見ることができます。そして、地上450メートルの一番高いところに着きます。そこにある望遠鏡(ぼうえんきょう:とおくのものを見るためのどうぐ)で景色(けしき)を見ることができました。ビルや家でいっぱいの東京を見ることができました。
そのあとで、地上340メートルのところにあるカフェで昼ごはんを食べました。お父さんとお母さんはカレーを、ユーとハオランはハンバーグを食べました。みんな、おいしい、おいしい、と言いながら食べました。
スカイツリーを出てから、近くの水族館(すいぞくかん)にも行きました。大きい水そうでいろいろな魚が泳いでいるのを見ました。それから、クラゲの水そうもありました。クラゲがふわふわと泳いでいるのを見て、ユーたちは楽しい気持ちになりました。
1日東京の下町を回って、ユーは、新しいものもたくさんあるけれど、古いものものこっていて、やさしさを感じる町だと思いました。
つぎの日、ユーの家族は新幹線(しんかんせん)で、大阪に向かいました。ユーは、大阪がむかしから商売(しょうばい)の町だと聞いていました。新大阪駅は新幹線が止まる大きい駅です。そこから電車に乗って、ユーの家族は大阪城(おおさかじょう)に行きました。大阪城は16世紀(せいき)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)というさむらいがつくった城(しろ)です。そのあとで何回もたてなおしたり、しゅうりしたりしました。お城のまわりは公園になっています。ユーの家族はお城の中を見学しました。中は8階だてで、木でつくられています。博物館(はくぶつかん)のように、いろいろなれきしがわかる絵や説明もあります。8階から外を見ると、大阪の町を360度見ることができました。となりの公園や、たくさんのビルなど、現代(げんだい)のけしきです。お城の外は今の様子で、お城の中は400年ぐらい前の様子です。ユーはタイムマシンに乗ったようなふしぎな気持ちになりました。それから、ユーの家族は1階におりました。ユーとハオランは、さむらいのかぶとと着物を借りて、写真をとりました。2人とも、強そうなさむらいになりました。
それから、ユーの家族は電車で梅田(うめだ)というところに行きました。梅田はにぎやかな町です。新しいビルが多くてオフィスもたくさんあります。ユーは東京の新宿とにていると思いました。ちょうどあるビルの前の広場で、日本の食まつりをしていました。日本各地のおいしい料理が食べられるイベントです。ユーの家族はそこでばんごはんに大阪のすしとタコやきを食べました。大阪のすしはよく押しずしと言われます。ごはんと魚をいっしょに押してかためて作ります。東京のにぎりずしもおいしいですが、大阪の押しずしもおいしくて、みんな、たくさん食べておなかがいっぱいになりました。
つぎの日、ユーの家族は電車で京都に向かいました。大阪駅から京都駅まで30分ぐらいかかりました。京都駅から電車とバスで金閣寺(きんかくじ)に行きました。金閣寺は「金」という字があるように、かべが金色で、有名なお寺です。ひかりによって、ひかりかたが変わって見えます。キラキラしてとてもきれいです。たくさんの外国人が写真をとっています。ユーたちも金閣寺をバックにして写真をとりました。
それから、歩いて龍安寺(りょうあんじ)というお寺に向かいました。とちゅうで、みちがわからなくなったので、お父さんが歩いていた日本人に簡単な日本語で聞きました。
「あの、りょうあんじは・・・?」
歩いていた人は
「あそこですよ。私も近くに行きますから、いっしょに行きましょう。」
と言って、つれて行ってくれました。
龍安寺は石庭(せきてい)で有名なお寺です。庭は25メートルプールぐらいの大きさで、白い砂(すな)がひかれています。そこに15この石がおいてあります。大きい石も小さい石もあります。けれども、どこから見ても、14こしか見えません。これは、いろいろなことがわかっていると思っても、わからないこともいつもある、ということを教えているそうです。
龍安寺を見たあと、バスで銀閣寺(ぎんかくじ)に行きました。銀閣寺も有名なお寺で、よく金閣寺とくらべて話されます。ユーは、銀閣寺は銀色のお寺だと思っていましたが、じっさいに見ると、やねもかべもこい茶色に見えました。じみですが、しずかな感じです。庭には、龍安寺のように、白い砂がしかれているところがありました。そこにはせんがひいてありました。これは波をあらわしていて、夜になると、月のひかりできらきらひかるそうです。ほかのところには、白い砂でつくられた山のようなものがあります。高さは180㎝ぐらいです。夜、月のひかりがあたると、銀閣寺をてらすそうです。ユーが銀閣寺を見たのは夕方でしたが、夜はどんな感じなんだろう、きっときれいでふしぎなけしきが見られるのだろう、と思いました。しずかなところで月を見なくても月を感じることができる・・・何とぜいたくなことだろう、と思いました。
つぎの日、ユーの家族は関西空港(かんさいくうこう)に向かいました。これで旅行は終わりです。ユーは、建物やいろいろな物が中国より小さいようですが、何でもていねいに作られていて、文化ものこっていると感じました。そして、日本人はしずかで親切でした。ユーは思いました。
(ぜんぜん知らなかったけど、日本ってきょうみぶかいところなんだなあ・・・。)
ユーの家族は成田(なりた)空港に着きました。すぐにバスに乗って、新宿(しんじゅく:東京のにぎやかな町で、お買い物やごはん、きれいな公園などが楽しめる場所)のホテルまで行きました。新宿には高いビルがたくさんありました。北京や上海(しゃんはい)にも高いビルがありますが、それより古いようです。
つぎの日は浅草(あさくさ)や東京スカイツリー(日本で一番高いタワー)を見に行きました。浅草は古い町で、この近くは東京の下町と言われています。古い日本を感じるところです。浅草から少し歩くと、川があります。隅田川(すみだがわ)という川です。川の上の橋は歩いてわたることができます。わたるとき、となりを走る電車や、下にある川をガラスのゆかから見ることができました。川をわたってまっすぐ行くと、東京スカイツリーはもうすぐです。そこまで行く間には、古い家も新しい店もありました。そして、東京スカイツリーの前に来ました。一番上を見ると、首がいたくなりました。すぐにスカイツリーの中に入って、エレベーターで一番上の展望回廊(てんぼうかいろう)に行きました。そこは地上(ちじょう)445メートルです。そこからまどの外を見ながら、まるいろうかを歩きます。その間に東西南北(とうざいなんぼく)からゆっくり東京を見ることができます。そして、地上450メートルの一番高いところに着きます。そこにある望遠鏡(ぼうえんきょう:とおくのものを見るためのどうぐ)で景色(けしき)を見ることができました。ビルや家でいっぱいの東京を見ることができました。
そのあとで、地上340メートルのところにあるカフェで昼ごはんを食べました。お父さんとお母さんはカレーを、ユーとハオランはハンバーグを食べました。みんな、おいしい、おいしい、と言いながら食べました。
スカイツリーを出てから、近くの水族館(すいぞくかん)にも行きました。大きい水そうでいろいろな魚が泳いでいるのを見ました。それから、クラゲの水そうもありました。クラゲがふわふわと泳いでいるのを見て、ユーたちは楽しい気持ちになりました。
1日東京の下町を回って、ユーは、新しいものもたくさんあるけれど、古いものものこっていて、やさしさを感じる町だと思いました。
つぎの日、ユーの家族は新幹線(しんかんせん)で、大阪に向かいました。ユーは、大阪がむかしから商売(しょうばい)の町だと聞いていました。新大阪駅は新幹線が止まる大きい駅です。そこから電車に乗って、ユーの家族は大阪城(おおさかじょう)に行きました。大阪城は16世紀(せいき)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)というさむらいがつくった城(しろ)です。そのあとで何回もたてなおしたり、しゅうりしたりしました。お城のまわりは公園になっています。ユーの家族はお城の中を見学しました。中は8階だてで、木でつくられています。博物館(はくぶつかん)のように、いろいろなれきしがわかる絵や説明もあります。8階から外を見ると、大阪の町を360度見ることができました。となりの公園や、たくさんのビルなど、現代(げんだい)のけしきです。お城の外は今の様子で、お城の中は400年ぐらい前の様子です。ユーはタイムマシンに乗ったようなふしぎな気持ちになりました。それから、ユーの家族は1階におりました。ユーとハオランは、さむらいのかぶとと着物を借りて、写真をとりました。2人とも、強そうなさむらいになりました。
それから、ユーの家族は電車で梅田(うめだ)というところに行きました。梅田はにぎやかな町です。新しいビルが多くてオフィスもたくさんあります。ユーは東京の新宿とにていると思いました。ちょうどあるビルの前の広場で、日本の食まつりをしていました。日本各地のおいしい料理が食べられるイベントです。ユーの家族はそこでばんごはんに大阪のすしとタコやきを食べました。大阪のすしはよく押しずしと言われます。ごはんと魚をいっしょに押してかためて作ります。東京のにぎりずしもおいしいですが、大阪の押しずしもおいしくて、みんな、たくさん食べておなかがいっぱいになりました。
つぎの日、ユーの家族は電車で京都に向かいました。大阪駅から京都駅まで30分ぐらいかかりました。京都駅から電車とバスで金閣寺(きんかくじ)に行きました。金閣寺は「金」という字があるように、かべが金色で、有名なお寺です。ひかりによって、ひかりかたが変わって見えます。キラキラしてとてもきれいです。たくさんの外国人が写真をとっています。ユーたちも金閣寺をバックにして写真をとりました。
それから、歩いて龍安寺(りょうあんじ)というお寺に向かいました。とちゅうで、みちがわからなくなったので、お父さんが歩いていた日本人に簡単な日本語で聞きました。
「あの、りょうあんじは・・・?」
歩いていた人は
「あそこですよ。私も近くに行きますから、いっしょに行きましょう。」
と言って、つれて行ってくれました。
龍安寺は石庭(せきてい)で有名なお寺です。庭は25メートルプールぐらいの大きさで、白い砂(すな)がひかれています。そこに15この石がおいてあります。大きい石も小さい石もあります。けれども、どこから見ても、14こしか見えません。これは、いろいろなことがわかっていると思っても、わからないこともいつもある、ということを教えているそうです。
龍安寺を見たあと、バスで銀閣寺(ぎんかくじ)に行きました。銀閣寺も有名なお寺で、よく金閣寺とくらべて話されます。ユーは、銀閣寺は銀色のお寺だと思っていましたが、じっさいに見ると、やねもかべもこい茶色に見えました。じみですが、しずかな感じです。庭には、龍安寺のように、白い砂がしかれているところがありました。そこにはせんがひいてありました。これは波をあらわしていて、夜になると、月のひかりできらきらひかるそうです。ほかのところには、白い砂でつくられた山のようなものがあります。高さは180㎝ぐらいです。夜、月のひかりがあたると、銀閣寺をてらすそうです。ユーが銀閣寺を見たのは夕方でしたが、夜はどんな感じなんだろう、きっときれいでふしぎなけしきが見られるのだろう、と思いました。しずかなところで月を見なくても月を感じることができる・・・何とぜいたくなことだろう、と思いました。
つぎの日、ユーの家族は関西空港(かんさいくうこう)に向かいました。これで旅行は終わりです。ユーは、建物やいろいろな物が中国より小さいようですが、何でもていねいに作られていて、文化ものこっていると感じました。そして、日本人はしずかで親切でした。ユーは思いました。
(ぜんぜん知らなかったけど、日本ってきょうみぶかいところなんだなあ・・・。)
夏休みになりました。これからユーは、お父さん、お母さん、そして弟のハオランの4人で、日本に向かいます。東京、大阪、京都を回って中国の北京(ペキン)に帰ります。
ユーの家族は成田(なりた)空港に着きました。すぐにバスに乗って、新宿のホテルまで行きました。新宿には高いビルがたくさんありました。北京や上海(しゃんはい)にも高いビルがありますが、それより古いようです。
つぎの日は浅草や東京スカイツリーを見に行きました。浅草は古い町で、この近くは東京の下町と言われています。古い日本を感じるところです。浅草から少し歩くと、川があります。隅田川という川です。川の上の橋は歩いて渡ることができます。渡るとき、となりを走る電車や、下にある川をガラスのゆかから見ることができました。川を渡ってまっすぐ行くと、東京スカイツリーはもうすぐです。そこまで行く間には、古い家も新しい店もありました。そして、東京スカイツリーの前に来ました。一番上を見ると、首がいたくなりました。すぐにスカイツリーの中に入って、エレベーターで一番上の展望回廊(てんぼうかいろう)に行きました。そこは地上(ちじょう)445メートルです。そこからまどの外を見ながら、丸いろうかを歩きます。その間に東西南北からゆっくり東京を見ることができます。そして、地上450メートルの一番高いところに着きます。そこにある望遠鏡(ぼうえんきょう)で景色(けしき)を見ることができました。ビルや家でいっぱいの東京を見ることができました。
そのあとで、地上340メートルのところにあるカフェで昼ごはんを食べました。お父さんとお母さんはカレーを、ユーとハオランはハンバーグを食べました。みんな、おいしい、おいしい、と言いながら食べました。
スカイツリーを出てから、近くの水族館にも行きました。大きい水そうでいろいろな魚が泳いでいるのを見ました。それから、クラゲの水そうもありました。クラゲがふわふわと泳いでいるのを見て、ユーたちは楽しい気持ちになりました。
1日東京の下町を回って、ユーは、新しいものもたくさんあるけれど、古いものものこっ
ていて、やさしさを感じる町だと思いました。
つぎの日、ユーの家族は新幹線(しんかんせん)で、大阪に向かいました。ユーは、大阪が昔から商売(しょうばい)の町だと聞いていました。新大阪駅は新幹線が止まる大きい駅です。そこから電車に乗って、ユーの家族は大阪城に行きました。大阪城は16世紀(せいき)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)というさむらいがつくった城(しろ)です。そのあとで何回も建て直したり、修理したりしました。お城のまわりは公園になっています。ユーの家族はお城の中を見学しました。中は8階だてで、木でつくられています。博物館(はくぶつかん)のように、いろいろな歴史がわかる絵や説明もあります。8階から外を見ると、大阪の町を360度見ることができました。となりの公園や、たくさんのビルなど、現代(げんだい)のけしきです。お城の外は今の様子で、お城の中は400年ぐらい前の様子です。ユーはタイムマシンに乗ったようなふしぎな気持ちになりました。それから、ユーの家族は1階に降りました。ユーとハオランは、さむらいのかぶとと着物を借りて、写真をとりました。2人とも、強そうなさむらいになりました。
それから、ユーの家族は電車で梅田というところに行きました。梅田はにぎやかな町です。新しいビルが多くてオフィスもたくさんあります。ユーは東京の新宿とにていると思いました。ちょうどあるビルの前の広場で、日本の食まつりをしていました。日本各地のおいしい料理が食べられるイベントです。ユーの家族はそこで晩ごはんに大阪のすしとタコやきを食べました。大阪のすしはよく押しずしと言われます。ごはんと魚をいっしょに押してかためて作ります。東京のにぎりずしもおいしいですが、大阪の押しずしもおいしくて、みんな、たくさん食べておなかがいっぱいになりました。
つぎの日、ユーの家族は電車で京都に向かいました。大阪駅から京都駅まで30分ぐらいかかりました。京都駅から電車とバスで金閣寺(きんかくじ)に行きました。金閣寺は「金」という字があるように、かべが金色で、有名なお寺です。光によって、光り方が変わって見えます。キラキラしてとてもきれいです。たくさんの外国人が写真をとっています。ユーたちも金閣寺をバックにして写真をとりました。
それから、歩いて龍安寺(りょうあんじ)というお寺に向かいました。とちゅうで、みちがわからなくなったので、お父さんが歩いていた日本人に簡単な日本語で聞きました。
「あの、りょうあんじは・・・?」
歩いていた人は
「あそこですよ。私も近くに行きますから、いっしょに行きましょう。」
と言って、つれて行ってくれました。
龍安寺は石庭(せきてい)で有名なお寺です。庭は25メートルプールぐらいの大きさで、白い砂(すな)がひかれています。そこに15この石がおいてあります。大きい石も小さい石もあります。けれども、どこから見ても、14こしか見えません。これは、いろいろなことがわかっていると思っても、わからないこともいつもある、ということを教えているそうです。
龍安寺を見たあと、バスで銀閣寺に行きました。銀閣寺も有名なお寺で、よく金閣寺とくらべて話されます。ユーは、銀閣寺は銀色のお寺だと思っていましたが、実際に見ると、やねもかべもこい茶色に見えました。じみですが、静かな感じです。庭には、龍安寺のように、白い砂がしかれているところがありました。そこには線が引いてありました。これは波をあらわしていて、夜になると、月の光できらきらひかるそうです。ほかのところには、白い砂でつくられた山のようなものがあります。高さは180㎝ぐらいです。夜、月の光が当たると、銀閣寺をてらすそうです。ユーが銀閣寺を見たのは夕方でしたが、夜はどんな感じなんだろう、きっときれいでふしぎなけしきが見られるのだろう、と思いました。静かなところで月を見なくても月を感じることができる・・・何とぜいたくなことだろう、と思いました。
つぎの日、ユーの家族は関西空港に向かいました。これで旅行は終わりです。ユーは、建物やいろいろな物が中国より小さいようですが、何でもていねいに作られていて、文化ものこっていると感じました。そして、日本人は静かで親切でした。ユーは思いました。
(ぜんぜん知らなかったけど、日本ってきょうみぶかいところなんだなあ・・・。)
ユーの家族は成田(なりた)空港に着きました。すぐにバスに乗って、新宿のホテルまで行きました。新宿には高いビルがたくさんありました。北京や上海(しゃんはい)にも高いビルがありますが、それより古いようです。
つぎの日は浅草や東京スカイツリーを見に行きました。浅草は古い町で、この近くは東京の下町と言われています。古い日本を感じるところです。浅草から少し歩くと、川があります。隅田川という川です。川の上の橋は歩いて渡ることができます。渡るとき、となりを走る電車や、下にある川をガラスのゆかから見ることができました。川を渡ってまっすぐ行くと、東京スカイツリーはもうすぐです。そこまで行く間には、古い家も新しい店もありました。そして、東京スカイツリーの前に来ました。一番上を見ると、首がいたくなりました。すぐにスカイツリーの中に入って、エレベーターで一番上の展望回廊(てんぼうかいろう)に行きました。そこは地上(ちじょう)445メートルです。そこからまどの外を見ながら、丸いろうかを歩きます。その間に東西南北からゆっくり東京を見ることができます。そして、地上450メートルの一番高いところに着きます。そこにある望遠鏡(ぼうえんきょう)で景色(けしき)を見ることができました。ビルや家でいっぱいの東京を見ることができました。
そのあとで、地上340メートルのところにあるカフェで昼ごはんを食べました。お父さんとお母さんはカレーを、ユーとハオランはハンバーグを食べました。みんな、おいしい、おいしい、と言いながら食べました。
スカイツリーを出てから、近くの水族館にも行きました。大きい水そうでいろいろな魚が泳いでいるのを見ました。それから、クラゲの水そうもありました。クラゲがふわふわと泳いでいるのを見て、ユーたちは楽しい気持ちになりました。
1日東京の下町を回って、ユーは、新しいものもたくさんあるけれど、古いものものこっ
ていて、やさしさを感じる町だと思いました。
つぎの日、ユーの家族は新幹線(しんかんせん)で、大阪に向かいました。ユーは、大阪が昔から商売(しょうばい)の町だと聞いていました。新大阪駅は新幹線が止まる大きい駅です。そこから電車に乗って、ユーの家族は大阪城に行きました。大阪城は16世紀(せいき)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)というさむらいがつくった城(しろ)です。そのあとで何回も建て直したり、修理したりしました。お城のまわりは公園になっています。ユーの家族はお城の中を見学しました。中は8階だてで、木でつくられています。博物館(はくぶつかん)のように、いろいろな歴史がわかる絵や説明もあります。8階から外を見ると、大阪の町を360度見ることができました。となりの公園や、たくさんのビルなど、現代(げんだい)のけしきです。お城の外は今の様子で、お城の中は400年ぐらい前の様子です。ユーはタイムマシンに乗ったようなふしぎな気持ちになりました。それから、ユーの家族は1階に降りました。ユーとハオランは、さむらいのかぶとと着物を借りて、写真をとりました。2人とも、強そうなさむらいになりました。
それから、ユーの家族は電車で梅田というところに行きました。梅田はにぎやかな町です。新しいビルが多くてオフィスもたくさんあります。ユーは東京の新宿とにていると思いました。ちょうどあるビルの前の広場で、日本の食まつりをしていました。日本各地のおいしい料理が食べられるイベントです。ユーの家族はそこで晩ごはんに大阪のすしとタコやきを食べました。大阪のすしはよく押しずしと言われます。ごはんと魚をいっしょに押してかためて作ります。東京のにぎりずしもおいしいですが、大阪の押しずしもおいしくて、みんな、たくさん食べておなかがいっぱいになりました。
つぎの日、ユーの家族は電車で京都に向かいました。大阪駅から京都駅まで30分ぐらいかかりました。京都駅から電車とバスで金閣寺(きんかくじ)に行きました。金閣寺は「金」という字があるように、かべが金色で、有名なお寺です。光によって、光り方が変わって見えます。キラキラしてとてもきれいです。たくさんの外国人が写真をとっています。ユーたちも金閣寺をバックにして写真をとりました。
それから、歩いて龍安寺(りょうあんじ)というお寺に向かいました。とちゅうで、みちがわからなくなったので、お父さんが歩いていた日本人に簡単な日本語で聞きました。
「あの、りょうあんじは・・・?」
歩いていた人は
「あそこですよ。私も近くに行きますから、いっしょに行きましょう。」
と言って、つれて行ってくれました。
龍安寺は石庭(せきてい)で有名なお寺です。庭は25メートルプールぐらいの大きさで、白い砂(すな)がひかれています。そこに15この石がおいてあります。大きい石も小さい石もあります。けれども、どこから見ても、14こしか見えません。これは、いろいろなことがわかっていると思っても、わからないこともいつもある、ということを教えているそうです。
龍安寺を見たあと、バスで銀閣寺に行きました。銀閣寺も有名なお寺で、よく金閣寺とくらべて話されます。ユーは、銀閣寺は銀色のお寺だと思っていましたが、実際に見ると、やねもかべもこい茶色に見えました。じみですが、静かな感じです。庭には、龍安寺のように、白い砂がしかれているところがありました。そこには線が引いてありました。これは波をあらわしていて、夜になると、月の光できらきらひかるそうです。ほかのところには、白い砂でつくられた山のようなものがあります。高さは180㎝ぐらいです。夜、月の光が当たると、銀閣寺をてらすそうです。ユーが銀閣寺を見たのは夕方でしたが、夜はどんな感じなんだろう、きっときれいでふしぎなけしきが見られるのだろう、と思いました。静かなところで月を見なくても月を感じることができる・・・何とぜいたくなことだろう、と思いました。
つぎの日、ユーの家族は関西空港に向かいました。これで旅行は終わりです。ユーは、建物やいろいろな物が中国より小さいようですが、何でもていねいに作られていて、文化ものこっていると感じました。そして、日本人は静かで親切でした。ユーは思いました。
(ぜんぜん知らなかったけど、日本ってきょうみぶかいところなんだなあ・・・。)