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笑い飛ばせ!
ルカ、日本に行く
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Coming soon!
ルカは日本に行きたくなりました。日本に行って、すもうやじゅうどうを見てみたい、やってみたい、と思いました。ちょうど、ルカの大学に日本の山川体育大学から交換(こうかん)留学の話がありました。ルカは大学の先生や事務(じむ)スタッフにそうだんして、交換留学にさんかすることにきめました。
そのあとで、ルカは山川体育大学の先生とオンラインでめんせつをしました。ルカがじゅうどうをならっていると言うと、先生はよろこびました。そして、ルカは留学することになりました。
ルカはじゅうどうの小林先生に留学がきまったことを話しました。
「小林先生、日本の体育大学に1年、留学することになりました。」
先生は言いました。
「それはよかったですね。日本でじゅうどうをするんでしょう? ぜひがんばってください。」
「はい、がんばります。ごしどう、ありがとうございました。イタリアにかえったら、またじゅうどうをおしえてください。」
ルカは言いました。
それから、ルカの友だちが歓送会(かんそうかい)をひらいてくれました。場所は日本料理の店です。ルカはその時はじめて日本料理の店に行きました。そばとうどんの店です。ここでは話しなれたイタリア語で、みんなで話しました。
「ルカは日本が好きだから、日本料理の店によくいくんでしょ?」
と友だちが言いました。ルカは、
「それがさあ、はじめてなんだ。」
「へえ、そうなんだ。じゃ、よかったね。」
「うん、ありがとね。」
ルカは言いました。ルカはたぬきそばを注文しました。少し待つと、店員がそばをテーブルに置きました。
「どうやって食べるの?」
「そこにわりばしがあるでしょ。それで食べるんだよ。」
「ふうん。」
ルカはそう言って、わりばしを取りました。そして、そのままいっしょうけんめいそばを取ろうとしました。それを見たみんなはわらいだしました。
「ちょっとー、ルカ。それで食べられる?」
「いくらなんでも1本じゃむりじゃない?」
「わりばしは、わって2本にするのよ。」
「ええっ、そうだったの。オーマイゴーッド! ぼくとしたことが……。」
「ハッハハハハハ」
「ヒッヒヒヒヒヒ」
みんなは大きい声でわらいました。
それから、みんなはそばやうどんを食べつづけました。となりのアントニオは、はしがうまく使えません。うどんを取ったと思っても、うどんはすぐにどんぶりの中に落ちてしまいます。それを見たルカは、わりばしをもう1つとりました。こんどは2本にわりました。そして、ポケットに手をつっこんで、ごそごそと何かをさがしています。
「あ、あった。わゴム。」
そして、はじめに取ったわりばし2本と後で取ったわりばし2本をいっしょにゴムでたばねています。それを使ってそばを食べ始めました。
そばは4本のわりばしにうまくひっかかって、食べやすくなりました。ふと、となりのアントニオを見ると、まだたくさん、うどんがのこっています。アントニオはまだうどんがじょうずに取れません。
「ねえ、アントニオくん、ぼくにたすけてもらいたいんじゃない?」
「え、何?」
「ほら見てよ。こうすれば、食べやすいよ~。」
「何? そんなはしの使い方、ないでしょ!」
アントニオは大きい声で言いました。それを聞いたみんなはルカを見ました。そして、その食べ方を見て、またわらいだしました。
「何、それ。」
「それじゃあ、はしじゃないじゃない。はしで作ったフォークみたい。」
「まあ、いいけどね~。ルカくん、自由な考え方がたいせつだよね~。」
ルカも言いました。
「いいこと言うねー。そう。今の時代、自由な考え方が大切なの! 食べられればいいの!」
それを聞いて、みんなはまたわらいだしました。
「ハッハハハハ」
「さすが、ルカちゃん!」
ルカは、なぜみんながわらっているのか、よくわかりませんでした。でも、ほめられたと思ってうれしくなりました。
「へへへへ。それほどでもないけどね。」
すると、みんなから
「ハハハハハ。そう。それほどでもないよ。」
「ヒッヒヒヒヒ」
という声が聞こえてきました。にぎやかな歓送会(かんそうかい)になりました。
それから1週間後の9月のある日、ルカはじゅうどうぎを持って、イタリアから日本に向かいました。ひこうきに乗ってから13時間後、ルカは日本の成田空港(なりたくうこう)につきました。くうこうに、山川体育大学の事務(じむ)スタッフがむかえにきてくれました。ルカがとうちゃくロビーから歩いていくと、山川体育大学のはたが見えました。ルカは近づいて、
「ルカともうします。イタリアからまいりました。」
「はじめまして、ルカさん。ようこそいらっしゃいました。林です。どうぞよろしくおねがいします。じゃ、これからりょうに行きましょう。」
と言いました。2人はバスに乗って、新宿(しんじゅく)にあるりょうに行きました。そして、林さんはルカを部屋にあんないしました。小さいですが、キッチンとバス・トイレつきのきれいな部屋です。
「きれいですね。安心しました。」
「ええ、このりょうはできたばかりなんですよ。ルカさんはラッキーでした。」
林さんは言いました。
「じゅうどうの道場はこのりょうのとなりにあります。じゅうどうの森先生にルカさんのことを話しました。ぜひ会いたいと言っていましたよ。明日、さっそく行ってみたらどうですか。」
「そうですか。ラッキー!!ですね。明日行ってみます。」
ルカは大きい声で言いました。
そのあとで、ルカは山川体育大学の先生とオンラインでめんせつをしました。ルカがじゅうどうをならっていると言うと、先生はよろこびました。そして、ルカは留学することになりました。
ルカはじゅうどうの小林先生に留学がきまったことを話しました。
「小林先生、日本の体育大学に1年、留学することになりました。」
先生は言いました。
「それはよかったですね。日本でじゅうどうをするんでしょう? ぜひがんばってください。」
「はい、がんばります。ごしどう、ありがとうございました。イタリアにかえったら、またじゅうどうをおしえてください。」
ルカは言いました。
それから、ルカの友だちが歓送会(かんそうかい)をひらいてくれました。場所は日本料理の店です。ルカはその時はじめて日本料理の店に行きました。そばとうどんの店です。ここでは話しなれたイタリア語で、みんなで話しました。
「ルカは日本が好きだから、日本料理の店によくいくんでしょ?」
と友だちが言いました。ルカは、
「それがさあ、はじめてなんだ。」
「へえ、そうなんだ。じゃ、よかったね。」
「うん、ありがとね。」
ルカは言いました。ルカはたぬきそばを注文しました。少し待つと、店員がそばをテーブルに置きました。
「どうやって食べるの?」
「そこにわりばしがあるでしょ。それで食べるんだよ。」
「ふうん。」
ルカはそう言って、わりばしを取りました。そして、そのままいっしょうけんめいそばを取ろうとしました。それを見たみんなはわらいだしました。
「ちょっとー、ルカ。それで食べられる?」
「いくらなんでも1本じゃむりじゃない?」
「わりばしは、わって2本にするのよ。」
「ええっ、そうだったの。オーマイゴーッド! ぼくとしたことが……。」
「ハッハハハハハ」
「ヒッヒヒヒヒヒ」
みんなは大きい声でわらいました。
それから、みんなはそばやうどんを食べつづけました。となりのアントニオは、はしがうまく使えません。うどんを取ったと思っても、うどんはすぐにどんぶりの中に落ちてしまいます。それを見たルカは、わりばしをもう1つとりました。こんどは2本にわりました。そして、ポケットに手をつっこんで、ごそごそと何かをさがしています。
「あ、あった。わゴム。」
そして、はじめに取ったわりばし2本と後で取ったわりばし2本をいっしょにゴムでたばねています。それを使ってそばを食べ始めました。
そばは4本のわりばしにうまくひっかかって、食べやすくなりました。ふと、となりのアントニオを見ると、まだたくさん、うどんがのこっています。アントニオはまだうどんがじょうずに取れません。
「ねえ、アントニオくん、ぼくにたすけてもらいたいんじゃない?」
「え、何?」
「ほら見てよ。こうすれば、食べやすいよ~。」
「何? そんなはしの使い方、ないでしょ!」
アントニオは大きい声で言いました。それを聞いたみんなはルカを見ました。そして、その食べ方を見て、またわらいだしました。
「何、それ。」
「それじゃあ、はしじゃないじゃない。はしで作ったフォークみたい。」
「まあ、いいけどね~。ルカくん、自由な考え方がたいせつだよね~。」
ルカも言いました。
「いいこと言うねー。そう。今の時代、自由な考え方が大切なの! 食べられればいいの!」
それを聞いて、みんなはまたわらいだしました。
「ハッハハハハ」
「さすが、ルカちゃん!」
ルカは、なぜみんながわらっているのか、よくわかりませんでした。でも、ほめられたと思ってうれしくなりました。
「へへへへ。それほどでもないけどね。」
すると、みんなから
「ハハハハハ。そう。それほどでもないよ。」
「ヒッヒヒヒヒ」
という声が聞こえてきました。にぎやかな歓送会(かんそうかい)になりました。
それから1週間後の9月のある日、ルカはじゅうどうぎを持って、イタリアから日本に向かいました。ひこうきに乗ってから13時間後、ルカは日本の成田空港(なりたくうこう)につきました。くうこうに、山川体育大学の事務(じむ)スタッフがむかえにきてくれました。ルカがとうちゃくロビーから歩いていくと、山川体育大学のはたが見えました。ルカは近づいて、
「ルカともうします。イタリアからまいりました。」
「はじめまして、ルカさん。ようこそいらっしゃいました。林です。どうぞよろしくおねがいします。じゃ、これからりょうに行きましょう。」
と言いました。2人はバスに乗って、新宿(しんじゅく)にあるりょうに行きました。そして、林さんはルカを部屋にあんないしました。小さいですが、キッチンとバス・トイレつきのきれいな部屋です。
「きれいですね。安心しました。」
「ええ、このりょうはできたばかりなんですよ。ルカさんはラッキーでした。」
林さんは言いました。
「じゅうどうの道場はこのりょうのとなりにあります。じゅうどうの森先生にルカさんのことを話しました。ぜひ会いたいと言っていましたよ。明日、さっそく行ってみたらどうですか。」
「そうですか。ラッキー!!ですね。明日行ってみます。」
ルカは大きい声で言いました。
ルカは日本に行きたくなりました。日本に行って、すもうやじゅうどうを見てみたい、やってみたい、と思いました。ちょうど、ルカの大学に日本の山川体育大学から交換(こうかん)留学の話がありました。ルカは大学の先生や事務(じむ)スタッフに相談して、交換留学の申し込みをすることにしました。
そのあとで、ルカは山川体育大学の先生とオンラインでめんせつをしました。ルカがじゅうどうをならっていると言うと、先生はよろこびました。そして、ルカは留学することになりました。
ルカはじゅうどうの小林先生に留学が決まったことを話しました。
「小林先生、日本の体育大学に1年、留学することになりました。」
先生は言いました。
「それはよかったですね。日本でじゅうどうをするんでしょう? ぜひがんばってください。」
「はい、がんばります。ごしどう、ありがとうございました。イタリアにかえったら、またじゅうどうをおしえてください。」
ルカは言いました。
それから、ルカの友だちが歓送会(かんそうかい)をひらいてくれました。場所は日本料理の店です。ルカはその時はじめて日本料理の店に行きました。そばとうどんの店です。ここでは話しなれたイタリア語で、みんなで話しました。
「ルカは日本が好きだから、日本料理の店によくいくんでしょ?」
と友だちが言いました。ルカは、
「それがさあ、はじめてなんだ。」
「へえ、そうなんだ。じゃ、よかったね。」
「うん、ありがとね。」
ルカは言いました。ルカはたぬきそばを注文しました。少し待つと、店員がそばをテーブルに置きました。
「どうやって食べるの?」
「そこにわりばしがあるでしょ。それで食べるんだよ。」
「ふうん。」
ルカはそう言って、わりばしを取りました。そして、そのままいっしょうけんめいそばを取ろうとしました。それを見たみんなはわらいだしました。
「ちょっとー、ルカ。それで食べられる?」
「いくらなんでも1本じゃむりじゃない?」
「わりばしは、わって2本にするのよ。」
「ええっ、そうだったの。オーマイゴーッド! ぼくとしたことが……。」
「ハッハハハハハ」
「ヒッヒヒヒヒヒ」
みんなは大きい声でわらいました。
それから、みんなはそばやうどんを食べつづけました。となりのアントニオは、はしがうまく使えません。うどんを取ったと思っても、うどんはすぐにどんぶりの中に落ちてしまいます。それを見たルカは、わりばしをもう1つとりました。こんどは2本にわりました。そして、ポケットに手をつっこんで、ごそごそと何かをさがしています。
「あ、あった。わゴム。」
そして、はじめに取ったわりばし2本と後で取ったわりばし2本をいっしょにわゴムでたばねています。それを使ってそばを食べ始めました。
そばは4本のわりばしにうまくひっかかって、食べやすくなりました。ふと、となりのアントニオを見ると、まだたくさん、うどんがのこっています。アントニオはまだうどんがじょうずに取れません。
「ねえ、アントニオくん、ぼくにたすけてもらいたいんじゃない?」
「え、何?」
「ほら見てよ。こうすれば、食べやすいよ~。」
「何? そんなはしの使い方、ないでしょ!」
アントニオは大きい声で言いました。それを聞いたみんなはルカを見ました。そして、その食べ方を見て、またわらいだしました。
「何、それ。」
「それじゃあ、はしじゃないじゃない。はしで作ったフォークみたい。」
「まあ、いいけどね~。ルカくん、自由な考え方がたいせつだよね~。」
ルカも言いました。
「いいこと言うねー。そう。今の時代、自由な考え方が大切なの! 食べられればいいの!」
それを聞いて、みんなはまたわらいだしました。
「ハッハハハハ」
「さすが、ルカちゃん!」
ルカは、なぜみんながわらっているのか、よくわかりませんでした。でも、ほめられたと思ってうれしくなりました。
「へへへへ。それほどでもないけどね。」
すると、みんなから
「ハハハハハ。そう。それほどでもないよ。」
「ヒッヒヒヒヒ」
という声が聞こえてきました。にぎやかな歓送会(かんそうかい)になりました。
それから1週間後の9月のある日、ルカはじゅうどうぎを持って、イタリアから日本に向かいました。ひこうきに乗ってから13時間後、ルカは日本の成田空港(なりたくうこう)につきました。くうこうに、山川体育大学の事務スタッフがむかえにきてくれました。ルカがとうちゃくロビーから歩いていくと、山川体育大学のはたが見えました。ルカは近づいて、
「ルカともうします。イタリアからまいりました。」
「はじめまして、ルカさん。ようこそいらっしゃいました。林です。どうぞよろしくおねがいします。じゃ、これからりょうに行きましょう。」
と言いました。2人はバスに乗って、新宿(しんじゅく)にあるりょうに行きました。そして、林さんはルカを部屋にあんないしました。小さいですが、キッチンとバス・トイレつきのきれいな部屋です。
「きれいですね。安心しました。」
「ええ、このりょうはできたばかりなんですよ。ルカさんはラッキーでした。」
林さんは言いました。
「じゅうどうの道場はこのりょうのとなりにあります。じゅうどうの森先生にルカさんのこ
とを話しました。ぜひ会いたいと言っていましたよ。明日、さっそく行ってみたらどうです
か。」
「そうですか。ラッキー!!ですね。明日行ってみます。」
ルカは大きい声で言いました。
そのあとで、ルカは山川体育大学の先生とオンラインでめんせつをしました。ルカがじゅうどうをならっていると言うと、先生はよろこびました。そして、ルカは留学することになりました。
ルカはじゅうどうの小林先生に留学が決まったことを話しました。
「小林先生、日本の体育大学に1年、留学することになりました。」
先生は言いました。
「それはよかったですね。日本でじゅうどうをするんでしょう? ぜひがんばってください。」
「はい、がんばります。ごしどう、ありがとうございました。イタリアにかえったら、またじゅうどうをおしえてください。」
ルカは言いました。
それから、ルカの友だちが歓送会(かんそうかい)をひらいてくれました。場所は日本料理の店です。ルカはその時はじめて日本料理の店に行きました。そばとうどんの店です。ここでは話しなれたイタリア語で、みんなで話しました。
「ルカは日本が好きだから、日本料理の店によくいくんでしょ?」
と友だちが言いました。ルカは、
「それがさあ、はじめてなんだ。」
「へえ、そうなんだ。じゃ、よかったね。」
「うん、ありがとね。」
ルカは言いました。ルカはたぬきそばを注文しました。少し待つと、店員がそばをテーブルに置きました。
「どうやって食べるの?」
「そこにわりばしがあるでしょ。それで食べるんだよ。」
「ふうん。」
ルカはそう言って、わりばしを取りました。そして、そのままいっしょうけんめいそばを取ろうとしました。それを見たみんなはわらいだしました。
「ちょっとー、ルカ。それで食べられる?」
「いくらなんでも1本じゃむりじゃない?」
「わりばしは、わって2本にするのよ。」
「ええっ、そうだったの。オーマイゴーッド! ぼくとしたことが……。」
「ハッハハハハハ」
「ヒッヒヒヒヒヒ」
みんなは大きい声でわらいました。
それから、みんなはそばやうどんを食べつづけました。となりのアントニオは、はしがうまく使えません。うどんを取ったと思っても、うどんはすぐにどんぶりの中に落ちてしまいます。それを見たルカは、わりばしをもう1つとりました。こんどは2本にわりました。そして、ポケットに手をつっこんで、ごそごそと何かをさがしています。
「あ、あった。わゴム。」
そして、はじめに取ったわりばし2本と後で取ったわりばし2本をいっしょにわゴムでたばねています。それを使ってそばを食べ始めました。
そばは4本のわりばしにうまくひっかかって、食べやすくなりました。ふと、となりのアントニオを見ると、まだたくさん、うどんがのこっています。アントニオはまだうどんがじょうずに取れません。
「ねえ、アントニオくん、ぼくにたすけてもらいたいんじゃない?」
「え、何?」
「ほら見てよ。こうすれば、食べやすいよ~。」
「何? そんなはしの使い方、ないでしょ!」
アントニオは大きい声で言いました。それを聞いたみんなはルカを見ました。そして、その食べ方を見て、またわらいだしました。
「何、それ。」
「それじゃあ、はしじゃないじゃない。はしで作ったフォークみたい。」
「まあ、いいけどね~。ルカくん、自由な考え方がたいせつだよね~。」
ルカも言いました。
「いいこと言うねー。そう。今の時代、自由な考え方が大切なの! 食べられればいいの!」
それを聞いて、みんなはまたわらいだしました。
「ハッハハハハ」
「さすが、ルカちゃん!」
ルカは、なぜみんながわらっているのか、よくわかりませんでした。でも、ほめられたと思ってうれしくなりました。
「へへへへ。それほどでもないけどね。」
すると、みんなから
「ハハハハハ。そう。それほどでもないよ。」
「ヒッヒヒヒヒ」
という声が聞こえてきました。にぎやかな歓送会(かんそうかい)になりました。
それから1週間後の9月のある日、ルカはじゅうどうぎを持って、イタリアから日本に向かいました。ひこうきに乗ってから13時間後、ルカは日本の成田空港(なりたくうこう)につきました。くうこうに、山川体育大学の事務スタッフがむかえにきてくれました。ルカがとうちゃくロビーから歩いていくと、山川体育大学のはたが見えました。ルカは近づいて、
「ルカともうします。イタリアからまいりました。」
「はじめまして、ルカさん。ようこそいらっしゃいました。林です。どうぞよろしくおねがいします。じゃ、これからりょうに行きましょう。」
と言いました。2人はバスに乗って、新宿(しんじゅく)にあるりょうに行きました。そして、林さんはルカを部屋にあんないしました。小さいですが、キッチンとバス・トイレつきのきれいな部屋です。
「きれいですね。安心しました。」
「ええ、このりょうはできたばかりなんですよ。ルカさんはラッキーでした。」
林さんは言いました。
「じゅうどうの道場はこのりょうのとなりにあります。じゅうどうの森先生にルカさんのこ
とを話しました。ぜひ会いたいと言っていましたよ。明日、さっそく行ってみたらどうです
か。」
「そうですか。ラッキー!!ですね。明日行ってみます。」
ルカは大きい声で言いました。