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ルカ、じゅうどうと出会う
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Coming soon!
ルカは18さいの大学生で、イタリアの男の人です。男の人というより、男の子のほうが合っているかもしれません。子どものように、いつも明るくて楽しいからです。心は子どもでも、ルカは身長(しんちょう)が190cmで、大きくてがっちりした体をしています。スポーツが大好きです。とくに、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどのボールを使うスポーツがとくいです。サッカーをする時、ルカはよく大きい声をだします。もちろんイタリア語ですが、たとえば、「ヘーイ、こっちこっち」と声をかけたり、「やったぜ!」とさけんでガッツポーズをしたりします。ルカの声で、チームのみんなは元気になります。そして、楽しくなります。
いっぽうで、ルカは日本のでんとうてきなスポーツも好きです。子どもの時、テレビで、すもう、じゅうどう、からてなどをよく見ました。そして、すごい、やってみたいと思っていました。ある日、友だちと、すもうのまねをしてあそびました。どうやってすもうをとるか、よくわかりませんでしたが、とても楽しかったです。すもうを習いたいと思いましたが、教えてくれるところがありませんでした。でも、じゅうどうの道場(どうじょう)が近くにありました。それで、じゅうどうを習うことにしました。ルカは日本語がぜんぜんわかりませんでしたが、日本人もいるだろうから、あいさつぐらいはできないといけない、と思って、自分で本を買って、あいさつのれんしゅうをしました。
ある夏の日、ルカははじめてじゅうどうの道場にいきました。小林(こばやし)先生という、日本人の先生でした。先生は言いました。
「じゅうどうではまずあいさつが大切です。大きい声でしっかりあいさつをしてください。」
ルカはれんしゅうした日本語で、大きい声で言いました。
「はい、わかりました。よろしくお願いします!」
「いいあいさつですね。」
ルカは先生にほめられて、うれしくなりました。それから、受け身(うけみ)というまけた時のれんしゅうを少ししました。ルカは先生に聞きました。
「どうしてまけた時のれんしゅうをするんですか。スポーツはかつれんしゅうをするのではありませんか。」
先生は言いました。
「まけた時にけがをしないようにれんしゅうするんです。」
「ああ、そうですね。わかりました。ありがとうございました!!」
しっかりあいさつするのが大切だと思って、ルカは大きい声で言いました。でも、とても声が大きかったので、先生や道場にいた人たちは、わらうのをがまんしていました。
それから、先生と道場にいた人が、受け身を見せてくれました。先生が
「こうやって、頭や体をまもるんです。ちょっとやってみますか。」
と言ったので、ルカは
「はい、よろしくお願いします!」
と大きい声で答えました。すると、先生はルカの前に立って、
「私と同じように動いてください。」と言いました。そして、先生は両手を前に出して、少しずつしゃがみました。そして、たたみにおしりをつけて、ごろんとせなかもたたみにつけました。その時、
「頭をうたないように、両手で体をささえて頭を上にあげてください。ひざが顔にあたらないように、足はのばしてください。」
と言いました。ルカも同じようにやってみました。しゃがんでごろん、とうまくいきました。先生は
「はい、いいですね。」
と言いました。ルカは思わず、
「やったー!」
と大きい声でさけびました。先生は、びっくりして言いました。
「じゅうどうをするとき、そんな声は出しません。たとえば、試合(しあい)の時、うれしさをあらわす声は相手にとってうれしくないです。じゅうどうでは自分もあいても大切にしなければなりません。」
「あ、すみません。」
ルカは急に声を小さくして言いました。そして、
(へえ、じゅうどうって、ただやるだけじゃだめみたい。)
と思いました。このように、ルカは日本のスポーツは好きですが、日本のことはよく知らなかったのです。
いっぽうで、ルカは日本のでんとうてきなスポーツも好きです。子どもの時、テレビで、すもう、じゅうどう、からてなどをよく見ました。そして、すごい、やってみたいと思っていました。ある日、友だちと、すもうのまねをしてあそびました。どうやってすもうをとるか、よくわかりませんでしたが、とても楽しかったです。すもうを習いたいと思いましたが、教えてくれるところがありませんでした。でも、じゅうどうの道場(どうじょう)が近くにありました。それで、じゅうどうを習うことにしました。ルカは日本語がぜんぜんわかりませんでしたが、日本人もいるだろうから、あいさつぐらいはできないといけない、と思って、自分で本を買って、あいさつのれんしゅうをしました。
ある夏の日、ルカははじめてじゅうどうの道場にいきました。小林(こばやし)先生という、日本人の先生でした。先生は言いました。
「じゅうどうではまずあいさつが大切です。大きい声でしっかりあいさつをしてください。」
ルカはれんしゅうした日本語で、大きい声で言いました。
「はい、わかりました。よろしくお願いします!」
「いいあいさつですね。」
ルカは先生にほめられて、うれしくなりました。それから、受け身(うけみ)というまけた時のれんしゅうを少ししました。ルカは先生に聞きました。
「どうしてまけた時のれんしゅうをするんですか。スポーツはかつれんしゅうをするのではありませんか。」
先生は言いました。
「まけた時にけがをしないようにれんしゅうするんです。」
「ああ、そうですね。わかりました。ありがとうございました!!」
しっかりあいさつするのが大切だと思って、ルカは大きい声で言いました。でも、とても声が大きかったので、先生や道場にいた人たちは、わらうのをがまんしていました。
それから、先生と道場にいた人が、受け身を見せてくれました。先生が
「こうやって、頭や体をまもるんです。ちょっとやってみますか。」
と言ったので、ルカは
「はい、よろしくお願いします!」
と大きい声で答えました。すると、先生はルカの前に立って、
「私と同じように動いてください。」と言いました。そして、先生は両手を前に出して、少しずつしゃがみました。そして、たたみにおしりをつけて、ごろんとせなかもたたみにつけました。その時、
「頭をうたないように、両手で体をささえて頭を上にあげてください。ひざが顔にあたらないように、足はのばしてください。」
と言いました。ルカも同じようにやってみました。しゃがんでごろん、とうまくいきました。先生は
「はい、いいですね。」
と言いました。ルカは思わず、
「やったー!」
と大きい声でさけびました。先生は、びっくりして言いました。
「じゅうどうをするとき、そんな声は出しません。たとえば、試合(しあい)の時、うれしさをあらわす声は相手にとってうれしくないです。じゅうどうでは自分もあいても大切にしなければなりません。」
「あ、すみません。」
ルカは急に声を小さくして言いました。そして、
(へえ、じゅうどうって、ただやるだけじゃだめみたい。)
と思いました。このように、ルカは日本のスポーツは好きですが、日本のことはよく知らなかったのです。
ルカは18さいの大学生で、イタリアの男の人です。男の人というより、男の子のほうが合っているかもしれません。子どものように、いつも明るくて楽しいからです。心は子どもでも、ルカは身長(しんちょう)が190cmで、大きくてがっちりした体をしています。スポーツが大好きです。とくに、サッカー、バレーボール、バスケットボールなどのボールを使うスポーツがとくいです。サッカーをする時、ルカはよく大きい声をだします。もちろんイタリア語ですが、たとえば、「ヘーイ、こっちこっち」と声をかけたり、「やったぜ!」とさけんでガッツポーズをしたりします。ルカの声で、チームのみんなは元気になります。そして、楽しくなります。
いっぽうで、ルカは日本のでんとうてきなスポーツも好きです。子どもの時、テレビで、すもう、じゅうどう、からてなどをよく見ました。そして、すごい、やってみたいと思っていました。ある日、友だちと、すもうのまねをしてあそびました。どうやってすもうをとるか、よくわかりませんでしたが、とても楽しかったです。すもうを習いたいと思いましたが、教えてくれるところがありませんでした。でも、じゅうどうの道場(どうじょう)が近くにありました。それで、じゅうどうを習うことにしました。ルカは日本語がぜんぜんわかりませんでしたが、日本人もいるだろうから、あいさつぐらいはできないといけない、と思って、自分で本を買って、あいさつのれんしゅうをしました。
ある夏の日、ルカははじめてじゅうどうの道場にいきました。小林先生という、日本人の先生でした。先生は言いました。
「じゅうどうではまずあいさつが大切です。大きい声でしっかりあいさつをしてください。」
ルカはれんしゅうした日本語で、大きい声で言いました。
「はい、わかりました。よろしくお願いします!」
「いいあいさつですね。」
ルカは先生にほめられて、うれしくなりました。それから、受け身(うけみ)というまけた時のれんしゅうを少ししました。ルカは先生にききました。
「どうしてまけた時のれんしゅうをするんですか。スポーツはかつれんしゅうをするのではありませんか。」
先生は言いました。
「まけた時にけがをしないようにれんしゅうするんです。」
「ああ、そうですね。わかりました。ありがとうございました!!」
しっかりあいさつするのが大切だと思って、ルカは大きい声で言いました。でも、とても声が大きかったので、先生や道場にいた人たちは、わらうのをがまんしていました。
それから、先生と道場にいた人が、受け身を見せてくれました。先生が
「こうやって、頭や体をまもるんです。ちょっとやってみますか。」
と言ったので、ルカは
「はい、よろしくお願いします!」
と大きい声で答えました。すると、先生はルカの前に立って、
「私と同じように動いてください。」と言いました。そして、先生は両手を前に出して、少
しずつしゃがみました。そして、たたみにおしりをつけて、ごろんとせなかもたたみにつけ
ました。その時、
「頭を打たないように、両手で体をささえて頭を上にあげてください。ひざが顔にあたらないように、足はのばしてください。」
と言いました。ルカも同じようにやってみました。しゃがんでごろん、とうまくいきました。先生は
「はい、いいですね。」
と言いました。ルカは思わず、
「やったー!」
と大きい声でさけびました。先生は、びっくりして言いました。
「じゅうどうをするとき、そんな声は出しません。たとえば、試合(しあい)の時、うれしさをあらわす声は相手にとってうれしくないです。じゅうどうでは自分もあいても大切にしなければなりません。」
「あ、すみません。」
ルカは急に声を小さくして言いました。そして、
(へえ、じゅうどうって、ただやるだけじゃだめみたい。)
と思いました。このように、ルカは日本のスポーツは好きですが、日本のことはよく知らなかったのです。
いっぽうで、ルカは日本のでんとうてきなスポーツも好きです。子どもの時、テレビで、すもう、じゅうどう、からてなどをよく見ました。そして、すごい、やってみたいと思っていました。ある日、友だちと、すもうのまねをしてあそびました。どうやってすもうをとるか、よくわかりませんでしたが、とても楽しかったです。すもうを習いたいと思いましたが、教えてくれるところがありませんでした。でも、じゅうどうの道場(どうじょう)が近くにありました。それで、じゅうどうを習うことにしました。ルカは日本語がぜんぜんわかりませんでしたが、日本人もいるだろうから、あいさつぐらいはできないといけない、と思って、自分で本を買って、あいさつのれんしゅうをしました。
ある夏の日、ルカははじめてじゅうどうの道場にいきました。小林先生という、日本人の先生でした。先生は言いました。
「じゅうどうではまずあいさつが大切です。大きい声でしっかりあいさつをしてください。」
ルカはれんしゅうした日本語で、大きい声で言いました。
「はい、わかりました。よろしくお願いします!」
「いいあいさつですね。」
ルカは先生にほめられて、うれしくなりました。それから、受け身(うけみ)というまけた時のれんしゅうを少ししました。ルカは先生にききました。
「どうしてまけた時のれんしゅうをするんですか。スポーツはかつれんしゅうをするのではありませんか。」
先生は言いました。
「まけた時にけがをしないようにれんしゅうするんです。」
「ああ、そうですね。わかりました。ありがとうございました!!」
しっかりあいさつするのが大切だと思って、ルカは大きい声で言いました。でも、とても声が大きかったので、先生や道場にいた人たちは、わらうのをがまんしていました。
それから、先生と道場にいた人が、受け身を見せてくれました。先生が
「こうやって、頭や体をまもるんです。ちょっとやってみますか。」
と言ったので、ルカは
「はい、よろしくお願いします!」
と大きい声で答えました。すると、先生はルカの前に立って、
「私と同じように動いてください。」と言いました。そして、先生は両手を前に出して、少
しずつしゃがみました。そして、たたみにおしりをつけて、ごろんとせなかもたたみにつけ
ました。その時、
「頭を打たないように、両手で体をささえて頭を上にあげてください。ひざが顔にあたらないように、足はのばしてください。」
と言いました。ルカも同じようにやってみました。しゃがんでごろん、とうまくいきました。先生は
「はい、いいですね。」
と言いました。ルカは思わず、
「やったー!」
と大きい声でさけびました。先生は、びっくりして言いました。
「じゅうどうをするとき、そんな声は出しません。たとえば、試合(しあい)の時、うれしさをあらわす声は相手にとってうれしくないです。じゅうどうでは自分もあいても大切にしなければなりません。」
「あ、すみません。」
ルカは急に声を小さくして言いました。そして、
(へえ、じゅうどうって、ただやるだけじゃだめみたい。)
と思いました。このように、ルカは日本のスポーツは好きですが、日本のことはよく知らなかったのです。