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メイ
遥かなる日本へ
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Coming soon!
メイはずっと行きたかった日本にはじめて着いたのです。
「メイ」
到着ロビーで、こえがする方を見ると、ゆう子さんがいました。メイをむかえに来てくれたのです。ゆう子さんはメイだとすぐに分かってくれました。ネット上でしか話したことのないゆう子さんでしたが、メイもすぐにわかりました。二人はハグをして、いっしょにわらいました。
ゆう子さんは言いました。
「遠くから、おつかれさま。つかれたでしょう」
メイは日本語で答えました。
「むかえに来てくれてありがとう。だいじょうぶ。10時間は思っていたよりも短かかった」
メイは日本へ着いたこと、そしてはじめてゆう子さんに会えたことで胸がいっぱいになって、それしか言えませんでした。
ゆう子さんはわらって言いました。
「それじゃあ、行こうか」
二人は高速バスにのって大学のある町へ行きます。
ゆう子さんは、メイが飛行機で来てつかれていると思ったのか、あまり話をしませんでした。
メイはバスのまどから外を見ました。外には、あまり見たことのない日本語の標識や看板がたくさんありました。漢字やひらがなやカタカナで書いてあるのですが、読めない漢字がとても多かったです。「止まれ」などは読めました。しかし、たぶん地名が書いてある標識などは、アルファベットがないものもあり、ぜんぜん読めませんでした。
メイは少しだけ不安になりましたが、
「だいじょうぶ」
と自分に言いました。
「だいじょうぶ」は、これからメイがいつも使う日本語になりました。
2時間ぐらいバスにのると、少し高いビルがいくつか見えてきました。
「あと少しで着く」
ゆう子さんが言いました。
バスは大学のある町に着きました。
「ここが、メイがこれから4年、勉強する町!」
ゆう子さんが言いました。
そして、ゆう子さんのアパートに来ました。
「ちょっとせまいけど、メイのアパートが決まるまで、私のへやでいいかな?」
本当にせまくて、メイはびっくりしました。メイは、しばらくゆう子さんのアパートに、いさせてもらうことにしました。
その夜、メイはゆう子さんが近くのコンビニで買ったハンバーガーとコーヒーとゆう子さんが作ってくれたサラダを食べました。
そして、生活に使うものはどこで買えるのか、インターネットの契約はどこがいいのか、スマートフォン(smartphone)の契約はどんなものがあって、どこの会社がいいのか、などゆう子さんにいろいろ聞きました。
「明日は、まず市役所に行って外国人登録をしましょう。それから、アパートをさがしましょう」
ゆう子さんは答えました。それから、
「生活に使うものやインターネットはアパートが決まってからにしましょう。フリーWi-Fiのあるアパートもあるから。スマートフォンの会社は早く決めた方がいい。電話かメールができないと、こまるから……でも、契約する時は住所を書かなくちゃいけないから、やっぱり銀行へ行くこととアパートを決めることをいちばん先にしましょうか」
「わかった」
メイはそう答えて、
「ゆう子さんは私のためにいろいろ考えてくれているんだ」
と思い、うれしくなりました。
日本でのはじめての夜、メイはゆう子さんがしいてくれた「ふとん」で寝ました。
うすいマットレスのようでした。
「動かせないベットとちがって、ふとんはたたんで小さくできるでしょう。日本の家はせまいから、ふとんはスペースがうまく使えて便利なの」
ゆう子さんが教えてくれました。
やっぱりつかれていたのか、布団で寝るのもはじめてでしたが、すぐに眠ってしまいました。
このようにしてメイの日本での生活が始まりました。
「メイ」
到着ロビーで、こえがする方を見ると、ゆう子さんがいました。メイをむかえに来てくれたのです。ゆう子さんはメイだとすぐに分かってくれました。ネット上でしか話したことのないゆう子さんでしたが、メイもすぐにわかりました。二人はハグをして、いっしょにわらいました。
ゆう子さんは言いました。
「遠くから、おつかれさま。つかれたでしょう」
メイは日本語で答えました。
「むかえに来てくれてありがとう。だいじょうぶ。10時間は思っていたよりも短かかった」
メイは日本へ着いたこと、そしてはじめてゆう子さんに会えたことで胸がいっぱいになって、それしか言えませんでした。
ゆう子さんはわらって言いました。
「それじゃあ、行こうか」
二人は高速バスにのって大学のある町へ行きます。
ゆう子さんは、メイが飛行機で来てつかれていると思ったのか、あまり話をしませんでした。
メイはバスのまどから外を見ました。外には、あまり見たことのない日本語の標識や看板がたくさんありました。漢字やひらがなやカタカナで書いてあるのですが、読めない漢字がとても多かったです。「止まれ」などは読めました。しかし、たぶん地名が書いてある標識などは、アルファベットがないものもあり、ぜんぜん読めませんでした。
メイは少しだけ不安になりましたが、
「だいじょうぶ」
と自分に言いました。
「だいじょうぶ」は、これからメイがいつも使う日本語になりました。
2時間ぐらいバスにのると、少し高いビルがいくつか見えてきました。
「あと少しで着く」
ゆう子さんが言いました。
バスは大学のある町に着きました。
「ここが、メイがこれから4年、勉強する町!」
ゆう子さんが言いました。
そして、ゆう子さんのアパートに来ました。
「ちょっとせまいけど、メイのアパートが決まるまで、私のへやでいいかな?」
本当にせまくて、メイはびっくりしました。メイは、しばらくゆう子さんのアパートに、いさせてもらうことにしました。
その夜、メイはゆう子さんが近くのコンビニで買ったハンバーガーとコーヒーとゆう子さんが作ってくれたサラダを食べました。
そして、生活に使うものはどこで買えるのか、インターネットの契約はどこがいいのか、スマートフォン(smartphone)の契約はどんなものがあって、どこの会社がいいのか、などゆう子さんにいろいろ聞きました。
「明日は、まず市役所に行って外国人登録をしましょう。それから、アパートをさがしましょう」
ゆう子さんは答えました。それから、
「生活に使うものやインターネットはアパートが決まってからにしましょう。フリーWi-Fiのあるアパートもあるから。スマートフォンの会社は早く決めた方がいい。電話かメールができないと、こまるから……でも、契約する時は住所を書かなくちゃいけないから、やっぱり銀行へ行くこととアパートを決めることをいちばん先にしましょうか」
「わかった」
メイはそう答えて、
「ゆう子さんは私のためにいろいろ考えてくれているんだ」
と思い、うれしくなりました。
日本でのはじめての夜、メイはゆう子さんがしいてくれた「ふとん」で寝ました。
うすいマットレスのようでした。
「動かせないベットとちがって、ふとんはたたんで小さくできるでしょう。日本の家はせまいから、ふとんはスペースがうまく使えて便利なの」
ゆう子さんが教えてくれました。
やっぱりつかれていたのか、布団で寝るのもはじめてでしたが、すぐに眠ってしまいました。
このようにしてメイの日本での生活が始まりました。
飛行機の中が明るくなりました。もうすぐ成田国際空港に着陸するというアナウンスがありました。彼女は窓の外を見つめました。
「もうすぐ日本だ。」
メイは初めての日本への旅を本当に楽しみにしていました。だから興奮と緊張で胸が高鳴っていました。
ドアが開き、メイは飛行機を降りました。パスポートコントロールを通り、荷物を受け取って、税関を抜けるとそこは日本でした。
「着いた。日本だ。」
メイはあこがれていた日本に初めて着いたのです。
「メイ。」
到着ロビーで、声がする方を振り向くと、そこにはゆう子さんがいました。空港に迎えに来てくれていたのです。ゆう子さんはメイにすぐ気が付いてくれました。コンピューターのディスプレイでしか会ったことのないゆう子さんでしたが、メイもすぐにわかりました。二人はハグをして、顔と顔を見合わせて笑いました。
ゆう子さんは言いました。
「長旅、おつかれさま。疲れたでしょう。」
メイは日本語で答えました。
「迎えに来てくれてありがとう。だいじょうぶ。10時間は思ったより短かった。」
メイは日本へ着いたこと、そして初めてゆう子さんに会えたことで胸がいっぱいになって、それだけしか言えませんでした。
ゆう子さんは笑顔で言いました。
「それじゃあ、行こうか。」
二人は高速バスに乗って大学のある町へ向かいました。
ゆう子さんは、メイが長い旅で疲れていると思ったのか、あまり話しかけてきませんでした。
メイがバスの窓から外を見ると、見慣れない日本語の標識や道案内の看板がたくさんありました。漢字やひらがなやカタカナで書いてあるのですが、読めない漢字がとても多かったです。「止まれ」などは読めるのですが、矢印があって、たぶん地名が書いてある標識などは、アルファベットが無いものもあり、全然読めませんでした。
メイは少しだけ不安になりましたが、
「だいじょうぶ」
と自分に言いました。
「だいじょうぶ」という言葉は、これからメイがいつも使う日本語になりました。
2時間ぐらいバスに乗ると、少し高いビルがいくつか見えてきました。
「もう少しだよ。」
ゆう子さんが言いました。
バスは大学のある町に着きました。
「メイがこれから4年間、勉強する町だよ。」
ゆう子さんが言いました。
そして、ゆう子さんのアパートに案内してくれました。
「ちょっと狭いけど、メイのアパートが決まるまで我慢してね。」
本当に狭くて、メイはびっくりしましたが、しばらくゆう子さんのアパートにお世話になる事にしました。
その晩、メイはゆう子さんが近くのコンビニで買ったハンバーガーとコーヒーとゆう子さんが作ってくれたポテトサラダを食べました。
そして、生活に必要なものはどこで買えるのか、インターネットプロバイダはどこがいいのか、スマートフォンの契約はどんなサービスがあって、どこの会社がいいのか、などゆう子さんにいろいろ質問しました。
「明日は、まず市役所に行って外国人登録をしましょう。それから、アパートを探しましょう。」
ゆう子さんは答えました。それから、
「生活に必要なものやインターネットはアパートが決まってからでいいわ。最近はフリーWi-Fiのアパートもあるからね。スマートフォンの会社は早く決めた方がいいわね。電話でもメールでも連絡がすぐに取れるようにしないと困るからね。でも、契約する時は住所を書かなくちゃいけないから、やっぱり銀行とアパート探しかな。」
「わかった。」
メイはそう答えて、
「ゆう子さんは私のためにいろいろ考えてくれているんだ。」
と思い、うれしくなりました。
メイが日本で初めて迎えた夜は、ゆう子さんが敷いてくれた布団で寝ました。
薄いマットレスのようでした。
「日本の家は狭いから、畳むことができる布団はスペースがうまく使えて便利なのよ。」
ゆう子さんが説明してくれました。
やっぱり疲れていたのか、布団で寝るのも初めてでしたが、すぐに眠ってしまいました。
このようにしてメイの日本での生活が始まりました。
「もうすぐ日本だ。」
メイは初めての日本への旅を本当に楽しみにしていました。だから興奮と緊張で胸が高鳴っていました。
ドアが開き、メイは飛行機を降りました。パスポートコントロールを通り、荷物を受け取って、税関を抜けるとそこは日本でした。
「着いた。日本だ。」
メイはあこがれていた日本に初めて着いたのです。
「メイ。」
到着ロビーで、声がする方を振り向くと、そこにはゆう子さんがいました。空港に迎えに来てくれていたのです。ゆう子さんはメイにすぐ気が付いてくれました。コンピューターのディスプレイでしか会ったことのないゆう子さんでしたが、メイもすぐにわかりました。二人はハグをして、顔と顔を見合わせて笑いました。
ゆう子さんは言いました。
「長旅、おつかれさま。疲れたでしょう。」
メイは日本語で答えました。
「迎えに来てくれてありがとう。だいじょうぶ。10時間は思ったより短かった。」
メイは日本へ着いたこと、そして初めてゆう子さんに会えたことで胸がいっぱいになって、それだけしか言えませんでした。
ゆう子さんは笑顔で言いました。
「それじゃあ、行こうか。」
二人は高速バスに乗って大学のある町へ向かいました。
ゆう子さんは、メイが長い旅で疲れていると思ったのか、あまり話しかけてきませんでした。
メイがバスの窓から外を見ると、見慣れない日本語の標識や道案内の看板がたくさんありました。漢字やひらがなやカタカナで書いてあるのですが、読めない漢字がとても多かったです。「止まれ」などは読めるのですが、矢印があって、たぶん地名が書いてある標識などは、アルファベットが無いものもあり、全然読めませんでした。
メイは少しだけ不安になりましたが、
「だいじょうぶ」
と自分に言いました。
「だいじょうぶ」という言葉は、これからメイがいつも使う日本語になりました。
2時間ぐらいバスに乗ると、少し高いビルがいくつか見えてきました。
「もう少しだよ。」
ゆう子さんが言いました。
バスは大学のある町に着きました。
「メイがこれから4年間、勉強する町だよ。」
ゆう子さんが言いました。
そして、ゆう子さんのアパートに案内してくれました。
「ちょっと狭いけど、メイのアパートが決まるまで我慢してね。」
本当に狭くて、メイはびっくりしましたが、しばらくゆう子さんのアパートにお世話になる事にしました。
その晩、メイはゆう子さんが近くのコンビニで買ったハンバーガーとコーヒーとゆう子さんが作ってくれたポテトサラダを食べました。
そして、生活に必要なものはどこで買えるのか、インターネットプロバイダはどこがいいのか、スマートフォンの契約はどんなサービスがあって、どこの会社がいいのか、などゆう子さんにいろいろ質問しました。
「明日は、まず市役所に行って外国人登録をしましょう。それから、アパートを探しましょう。」
ゆう子さんは答えました。それから、
「生活に必要なものやインターネットはアパートが決まってからでいいわ。最近はフリーWi-Fiのアパートもあるからね。スマートフォンの会社は早く決めた方がいいわね。電話でもメールでも連絡がすぐに取れるようにしないと困るからね。でも、契約する時は住所を書かなくちゃいけないから、やっぱり銀行とアパート探しかな。」
「わかった。」
メイはそう答えて、
「ゆう子さんは私のためにいろいろ考えてくれているんだ。」
と思い、うれしくなりました。
メイが日本で初めて迎えた夜は、ゆう子さんが敷いてくれた布団で寝ました。
薄いマットレスのようでした。
「日本の家は狭いから、畳むことができる布団はスペースがうまく使えて便利なのよ。」
ゆう子さんが説明してくれました。
やっぱり疲れていたのか、布団で寝るのも初めてでしたが、すぐに眠ってしまいました。
このようにしてメイの日本での生活が始まりました。