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たび
日本への留学
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マリアはブラジルから来た留学生です。6か月の短い留学ですが、ずっと行きたかった日本に来ることができました。
ブラジルはむかし、ポルトガルの植民地(しょくみんち:ほかの国にしはいれていた土地)でした。だから、いろいろな民族(みんぞく)がいて、いろいろな文化があります。
何と言っても、ブラジルと言えば民族のおどりです。サンバカーニバルは有名ですが、もっとむかしのストーリーがあるおどりの劇(げき)などもあります。
たとえば、クリスマスの時期に行われる「シェガンサス」は、海のむこうから来たムーア人がまけて、キリスト教に入る話のおどりです。
また、ロマンチックな恋の話をえがいた「ランショス」は、リオのカーニバルのもとになりました。
このように、元気で強いラテンのリズムは、ブラジル人の性格(せいかく)をあらわしています。
また、サッカーをとても楽しむようすからも、明るく自由(じゆう)な性格が強い国です。
マリアも、とても明るい性格で、好奇心(こうきしん)が強く何でも経験してみたいという気持ちが強いです。
住んでいる地域の子どもたちと同じように、サンバスクールに通って、おどりをおぼえました。そしていろいろなまつりでおどる機会も多かったです。
マリアのまわりには多くの日系人(にっけいじん:日本にルーツがある外国に住む人たちのこと)が住んでいます。
近くでコーヒーショップをしている高橋(たかはし)さんの家族も、おじいさんの時代にいみんしました。
高橋さんの家は、日本人のお父さんとブラジル人のお母さんの夫婦です。
日系人の子ども、すみれとマリアは学校の同級生で、おたがいの家族はとてもなかがよかったです。
すみれは、両親といっしょに何回か日本へ行ったことがあります。
しんせきのうちに行って、先祖(せんぞ)のお墓(はか)におまいりに行ったとか、京都(きょうと)や奈良(なら)に行った話を聞かされました。自分の住んでいる世界とまったくちがうと感じて、さいしょはそうぞうもできませんでした。
でも、すみれに写真を見せてもらったり、インターネットで動画を見たりするうちに、日本の文化にとてもきょうみをもつようになりました。マンガやアニメ、コスプレなども好きですが、仏教(ぶっきょう)や茶道(さどう)、盆栽(ぼんさい)などのでんとうてきな文化は、静かでふしぎな感じがして、ブラジルにはないみりょくがあります。
マリアはどうしても日本に行ってみたいと考えました。
そして、大学で留学のプログラムを知り、一しょうけんめい勉強して、今回のチャンスをつかみました。
3月の終わりに来日したマリアは、大学のある茨城県(いばらきけん)A市の学生のりょうに住むことになりました。
この大学は外国からの留学生がとても多くて、すぐにたくさんの知りあいができました。
はじめは、なれるのに時間がかかりましたが、生活はかいてきでした。
コンビニと呼ばれる店に行けば何でも手に入ります。近所にスーパーもあるしラーメンや牛丼(ぎゅうどん)などそんなに高くなくて味もとてもおいしいです。牛丼は特にマリアのお気に入りでした。ブラジルにも回転(かいてん)ずしはありますが、日本のほうがずっとおいしかったです。
A市は、学生が多いまちで、新しい建物がたくさんありました。でも、まわりには田んぼや畑が広がり、自然がたくさんあるところでした。
マリアはスペインから来たイザベラとなかよくなりました。
2人はよくりょうで一緒に料理を作って食事をしたり、おしゃべりをして楽しみました。
ふたりの話は、たいていふるさとにいるボーイフレンドのことでしたが…。
ブラジルはむかし、ポルトガルの植民地(しょくみんち:ほかの国にしはいれていた土地)でした。だから、いろいろな民族(みんぞく)がいて、いろいろな文化があります。
何と言っても、ブラジルと言えば民族のおどりです。サンバカーニバルは有名ですが、もっとむかしのストーリーがあるおどりの劇(げき)などもあります。
たとえば、クリスマスの時期に行われる「シェガンサス」は、海のむこうから来たムーア人がまけて、キリスト教に入る話のおどりです。
また、ロマンチックな恋の話をえがいた「ランショス」は、リオのカーニバルのもとになりました。
このように、元気で強いラテンのリズムは、ブラジル人の性格(せいかく)をあらわしています。
また、サッカーをとても楽しむようすからも、明るく自由(じゆう)な性格が強い国です。
マリアも、とても明るい性格で、好奇心(こうきしん)が強く何でも経験してみたいという気持ちが強いです。
住んでいる地域の子どもたちと同じように、サンバスクールに通って、おどりをおぼえました。そしていろいろなまつりでおどる機会も多かったです。
マリアのまわりには多くの日系人(にっけいじん:日本にルーツがある外国に住む人たちのこと)が住んでいます。
近くでコーヒーショップをしている高橋(たかはし)さんの家族も、おじいさんの時代にいみんしました。
高橋さんの家は、日本人のお父さんとブラジル人のお母さんの夫婦です。
日系人の子ども、すみれとマリアは学校の同級生で、おたがいの家族はとてもなかがよかったです。
すみれは、両親といっしょに何回か日本へ行ったことがあります。
しんせきのうちに行って、先祖(せんぞ)のお墓(はか)におまいりに行ったとか、京都(きょうと)や奈良(なら)に行った話を聞かされました。自分の住んでいる世界とまったくちがうと感じて、さいしょはそうぞうもできませんでした。
でも、すみれに写真を見せてもらったり、インターネットで動画を見たりするうちに、日本の文化にとてもきょうみをもつようになりました。マンガやアニメ、コスプレなども好きですが、仏教(ぶっきょう)や茶道(さどう)、盆栽(ぼんさい)などのでんとうてきな文化は、静かでふしぎな感じがして、ブラジルにはないみりょくがあります。
マリアはどうしても日本に行ってみたいと考えました。
そして、大学で留学のプログラムを知り、一しょうけんめい勉強して、今回のチャンスをつかみました。
3月の終わりに来日したマリアは、大学のある茨城県(いばらきけん)A市の学生のりょうに住むことになりました。
この大学は外国からの留学生がとても多くて、すぐにたくさんの知りあいができました。
はじめは、なれるのに時間がかかりましたが、生活はかいてきでした。
コンビニと呼ばれる店に行けば何でも手に入ります。近所にスーパーもあるしラーメンや牛丼(ぎゅうどん)などそんなに高くなくて味もとてもおいしいです。牛丼は特にマリアのお気に入りでした。ブラジルにも回転(かいてん)ずしはありますが、日本のほうがずっとおいしかったです。
A市は、学生が多いまちで、新しい建物がたくさんありました。でも、まわりには田んぼや畑が広がり、自然がたくさんあるところでした。
マリアはスペインから来たイザベラとなかよくなりました。
2人はよくりょうで一緒に料理を作って食事をしたり、おしゃべりをして楽しみました。
ふたりの話は、たいていふるさとにいるボーイフレンドのことでしたが…。
マリアはブラジルからきた留学生です。今回6か月という短期の学期留学ですが、
念願かなってようやく日本に来ることができました。
ブラジルはもともとポルトガルの植民地でしたから欧米人、先住民、アフリカやアジアからの移民等、様々な民族によって多種多様な文化があります。
何と言ってもブラジルと言えば民族舞踊です。サンバカーニバルは有名ですが、もっと歴史的なストーリーのある舞踊劇などもあります。
例えば、クリスマスの時期に上演ざれる「シェガンサス」は海の向こうからのムーア人の到来から、敗戦、キリスト教の洗礼までを表現したものです。
また、ロマンチックなラブストーリーを表現した「ランショス」はリオのカーニバルの原型になっています。
このように、情熱的で、激しいラテンのリズムはブラジル人の気質をあらわしています。
またサッカーに熱狂する様子からも、明るく開放的なイメージが強い国民性です。
マリアも、とても明るい性格で、好奇心が強く何でも経験してみたいという気持ちが強いです。
住んでいる地域の子どもたちがみんなそうするように、サンバスクールに通い踊りをマスターしました。そしていろいろな祭りで踊る機会も多かったです。
マリアの周囲には多くの日系人が住んでいます。
近所でコーヒーショップをひらいている高橋さん一家も祖父の代からの移民です。
高橋家は、日本人のお父さんとブラジル人のお母さんの夫婦です。
子どもの日系人のすみれとマリアは学校の同級生で、お互いの家族はとても仲良くしていました。
すみれは、両親と一緒に何度が日本に帰国しています。
親戚のうちに行って、先祖のお墓にお参りに行ったとか、京都や奈良に行った話を聞かされました。自分の住んでいる世界とは全く異なると感じ、最初は想像もできませんでした。
しかし、すみれに写真を見せてもらったり、インターネットで動画などを見るうちに日本の文化にとても興味を持つようになりました。漫画やアニメ、コスプレなども好きですが、仏教や茶道や盆栽といった伝統的な文化は静的で神秘的でありブラジルにはない魅力がありました。
マリアはどうしても日本に行ってみたいと考えました。
そして、大学で留学のプログラムを知って、猛勉強して今回の機会を得たのでした。
3月の終わりに来日したマリアは、大学のある茨城県A市の学生寮に住むことになりました。
この大学は外国からの留学生がとても多くて、すぐにたくさんの知り合いができました。
はじめは、慣れるのに時間がかかりましたが、生活は快適でした。
コンビニと呼ばれる店に行けば何でも手に入ります。近所にスーパーもあるしラーメンや牛丼などそんなに高くなくて味もとてもおいしいです。牛丼は特にマリアのお気に入りでした。回転寿しもブラジルにありますが、日本の方が味は断然おいしかったです。
A市は学園都市で近代的な建物が多かったですが、周囲は田園風景が広がりとても自然が豊かなところでした。
マリアはスペインから来たイザベラと仲良くなりました。
2人はよく寮で一緒に料理を作って食事をしたり、おしゃべりをして楽しみました。
もっぱら二人の話題は、故郷にいるボーイフレンドのことでしたが…。
念願かなってようやく日本に来ることができました。
ブラジルはもともとポルトガルの植民地でしたから欧米人、先住民、アフリカやアジアからの移民等、様々な民族によって多種多様な文化があります。
何と言ってもブラジルと言えば民族舞踊です。サンバカーニバルは有名ですが、もっと歴史的なストーリーのある舞踊劇などもあります。
例えば、クリスマスの時期に上演ざれる「シェガンサス」は海の向こうからのムーア人の到来から、敗戦、キリスト教の洗礼までを表現したものです。
また、ロマンチックなラブストーリーを表現した「ランショス」はリオのカーニバルの原型になっています。
このように、情熱的で、激しいラテンのリズムはブラジル人の気質をあらわしています。
またサッカーに熱狂する様子からも、明るく開放的なイメージが強い国民性です。
マリアも、とても明るい性格で、好奇心が強く何でも経験してみたいという気持ちが強いです。
住んでいる地域の子どもたちがみんなそうするように、サンバスクールに通い踊りをマスターしました。そしていろいろな祭りで踊る機会も多かったです。
マリアの周囲には多くの日系人が住んでいます。
近所でコーヒーショップをひらいている高橋さん一家も祖父の代からの移民です。
高橋家は、日本人のお父さんとブラジル人のお母さんの夫婦です。
子どもの日系人のすみれとマリアは学校の同級生で、お互いの家族はとても仲良くしていました。
すみれは、両親と一緒に何度が日本に帰国しています。
親戚のうちに行って、先祖のお墓にお参りに行ったとか、京都や奈良に行った話を聞かされました。自分の住んでいる世界とは全く異なると感じ、最初は想像もできませんでした。
しかし、すみれに写真を見せてもらったり、インターネットで動画などを見るうちに日本の文化にとても興味を持つようになりました。漫画やアニメ、コスプレなども好きですが、仏教や茶道や盆栽といった伝統的な文化は静的で神秘的でありブラジルにはない魅力がありました。
マリアはどうしても日本に行ってみたいと考えました。
そして、大学で留学のプログラムを知って、猛勉強して今回の機会を得たのでした。
3月の終わりに来日したマリアは、大学のある茨城県A市の学生寮に住むことになりました。
この大学は外国からの留学生がとても多くて、すぐにたくさんの知り合いができました。
はじめは、慣れるのに時間がかかりましたが、生活は快適でした。
コンビニと呼ばれる店に行けば何でも手に入ります。近所にスーパーもあるしラーメンや牛丼などそんなに高くなくて味もとてもおいしいです。牛丼は特にマリアのお気に入りでした。回転寿しもブラジルにありますが、日本の方が味は断然おいしかったです。
A市は学園都市で近代的な建物が多かったですが、周囲は田園風景が広がりとても自然が豊かなところでした。
マリアはスペインから来たイザベラと仲良くなりました。
2人はよく寮で一緒に料理を作って食事をしたり、おしゃべりをして楽しみました。
もっぱら二人の話題は、故郷にいるボーイフレンドのことでしたが…。